ロイターより No2
米中、為替改革のペースで意見一致せず=人民銀行総裁
2007年 05月 24日 10:05 JST
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米中、為替改革のペースで意見一致せず=人民銀行総裁
[ワシントン 23日 ロイター]
訪米中の中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は23日、
人民元改革について、
緩やかに元の柔軟性を高めていく従来の方針に変更はないと発言、
米国が求める改革ペースの加速には同意できないとの認識を示した。
総裁は米議員との会談後、
「為替制度、
為替柔軟性の改革スピードは現在、
非常に順調であり、スピードは適切だ」と発言。
「(米国は)改革ペースの加速が可能と考えるかもしれないが、
われわれは、
すでに最善を尽くしていると認識している。
国内では、ペースダウンを求める圧力に直面している」と述べた。
ポールソン米財務長官は、
議会からの圧力を受け、
中国に人民元改革の加速を要求。
訪米中の周総裁などに対し、
完全な市場原理に基づく為替制度を「中期的に」実現するよう求めた。