世界の基軸通貨 -米ドル- (改正版)
1971年8月に
「通貨間の交換レートを固定し又金と米ドルとの交換レートを固定しこれを保証する」
この事柄はブレトンウッズ協定にて決定された。
時は第二次世界大戦終了後、
混乱する国際経済を立て直すため、
1944年7月、
44カ国の要人により、
米国ニューハンプシャー州にあるブレトンウッズで、
経済の不安定の解消が、
世界戦争防止策として、
開かれた会合。
そこで以下の3点が取り決められた。
1.公正な貿易と国際経済の調和を促進することを目的とした国際機関を設立する。
2.各国の通貨間の交換レートを固定する。
3.金と米ドルとの交換を保証する事により米ドルを世界の準備通貨とする。
これが後の、
IMF世界銀行( 国際通貨基金 )と、
GATT(関税と貿易に関する一般協定)が設立されたのです。
この後・IMFは金と米ドルとの交換レートを、
金1オンス=35ドルに、
また時同じくに各通貨間の交換レートを固定しました。
(日本は昔1ドル/350円の時代がありました......)
そして為替レートを固定したために国際経済に歪みが起きない様に、
各国に必要額を融資する事が決定されました。
ブレトンウッズ協議で、
米ドルは世界の準備通貨として認められ、
最も世界で信頼のできる通貨となり基軸通貨として君臨するのです。
そ協定は、
1971年のスミソニアン合意まで続くのですが。
今も尚米ドルはとりあえず世界の基軸通貨であり続けています。