2007/07/22 日本時間 13:11
人民元切り上げから2年 中国の市場介入の弊害濃厚に
利上げは今年に入り3月と5月に続いて3回目になりました。
1年物定期預金の上限金利は3.06%から3.33%に上昇し、
1年期間の融資の基準金利は6.57%から6.84%に上げられました。
この2年間の上昇率は、
切り上げ後の水準に比べて約7%・切り上げ前に比べて約9%に。
人民銀行が市場介入で為替水準を操作しているため、
上昇速度が緩慢で依然として過小評価されていると言う、
政府の外貨準備は6月末で1兆3326億ドル(約162兆円)と、
1年前から8078億ドル増えている。
人民銀行が元の急上昇を抑えているのは、
中国経済の足腰が依然弱いと見ているためだ。
製造業の多くは安い労賃で生産した製品を大量に輸出して利益をあげており、
元レートが急上昇すれば海外での価格が上がり、
輸出が急減して失業問題が噴き出しかねない状況にありですが、
中国は決してデフレを輸出している訳ではありません。
来週は29日の参院選を前にして市場全体に手控えムードが広がると予想。
NY株式の動向次第では、思わぬドル安・円高もありそうで注意です。
- 現在の取引 -
2007/07/16
日本時間 16:00より
ポンド/ドル 2.0346 10ロット買い
※その他相場に影響を与える要因として。
中東問題とテロとロシア政府の動向、
各国の要人発言。
中国の経済動向と米国債の金利と石油価格。
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